砂漠化の原因について
砂漠化の原因は気候による土地の劣化と、人間の行為による土地の劣化があります。
最近では、人間による原因が深刻化しています。
■自然環境による砂漠化の原因
アフリカのサハラ砂漠は大昔、緑に覆われていたという事実が調査により確認されています。
しかし、長い年月の間に気候が変わり、雨が降らなくなり、乾燥によって砂漠化が進みました。
このように、砂漠化の原因は気候条件が変わり、自然の力により砂漠化してしまった
ということが原因の一つとして数えられます。
■人間の作用による砂漠化の原因
砂漠化の自然的な原因の他に、人為的な原因で砂漠化が進んでいるということが現在問題視されています。
それは、森林伐採や放牧、農業などが挙げられます。
木材の過剰な需要における供給のために木を必要以上に切り倒すこと、
牛や羊などの家畜の餌のために放牧し草を食べ尽くすこと、
農耕地の拡大による森林伐採や焼き畑農業による開墾など、人々は生活のために砂漠化を助長しています。
これらはすべて土地の劣化につながります。
■塩害による砂漠化の原因
砂漠化の原因の一つに塩害による土地の劣化があります。
これは農業を行うとき、水を作物に送るため灌漑を行うのですが、
排水をきちんと行わない灌漑では、塩類を大量に含んだ地下水面が上昇してしまい、
水が蒸発してしまうと、地面には塩が残ってしまい土地を荒らします。
塩類の残った土地では作物は育たなくなり、土地はみるみる衰退していき、砂漠化が進んでいきます。
■人口増加に比例して砂漠化が広がる
人工が爆発的に増加した中国では砂漠化が深刻化しています。
数年前まで緑豊かな土地だったところが、突然砂漠化していく原因にこの人口増加が挙げられます。
人が増えると野菜や肉といった食料が多く必要になります。
また、住まいの家を建てるため木が必要になります。
このように人口増加が原因で農地の拡大や森林伐採が行われ、そして、砂漠化の原因になっています。
世界における砂漠化への対応
1996 年 12 月に砂漠化対処条約を発行し、現在 179 カ国が参加しています。
この条約は砂漠化が深刻な地域、とくにアフリカについて、
干ばつや砂漠化に対処するために設けられた条約です。
日本でも 1998 年にこの条約に参加しています。
この条約は、砂漠化に直面しているアフリカを中心とした国が具体的な対処案を参加している国々へ提案し、
それにかかる資金を援助するという内容になっています。
砂漠化と緑化の微妙な関係
砂漠は一概に悪者ではありません。
例えばイタリアやスペイン、ギリシャが高緯度なわりに温暖なのは、
サハラ砂漠上空の熱い空気がシロッコという南風で吹きつけるためです。
もし、サハラ砂漠が緑化してしまうとシロッコが吹かなくなり、
南ヨーロッパが寒冷地帯になってしまいます。
問題は森林が消失していることであり、砂漠化と森林減少は 100 %関係している事柄ではないのです。
砂漠拡大の大きな原因は過度の放牧や塩害などであり、
これらについては灌漑設備の拡充などにより将来解決できる問題です。
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